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てきすとあっぱーかっと投稿
※温泉旅館の双子。
第1章 出会い


おれが大学1年のとき、であった双子。名前はけんたとゆうた。
想像しただけでも悪ガキのイメージが強いこの二人、でも相当楽しいやつらである。

登山サークルに入ったおれは、夏休みの間、
とある大きな温泉旅館にサークル仲間と滞在することになった。
期間は3週間。付近の山を巡る旅行である。仲間はおれを入れて5人。全員男であった。
初日、宿に到着し、玄関を入った直後、後ろから元気な声が聞こえる。
そこにいたのがけんたとゆうたである。
「ただいまー」
泥だらけの野球のユニホーム姿の少年がふたり、
玄関先でもたついているおれたちの間を縫って入っていった。
すぐさまヒステリックな女性の声で、
「お客様がいるでしょ。あっちいってなさい」
と叱られるふたり。そしてこれがおれと彼らとの最初の出会いである。

部屋は豪勢にも一人部屋。おれは荷物を置くと早速温泉に入ろうと一人風呂へ向かった。
できることなら誰もいない静かな風呂でありますようにと願って到着した脱衣所に、
さっき見たどろだらけのユニホームを発見するのであった。中からはにぎやかな笑い声が聞こえる。
おれは部屋に帰って出直そうと思ったが、
お客が入ればきっと出て行くだろうと思ってかまわず入ることにした。
がらがらと扉をあけて中に入ると、大きな浴槽と奥のほうに扉があって
おそらくその向こうに露天風呂があると想像しうるシチュエーションがひろがった。
が、なぜか少年たちの姿はそこにはなかった。にぎやかな声もいつの間にかしない。
おれはあたりを確認しようとしたが、とりあえずシャワーを浴びて体を洗ってからと考え席に着いた。
目の前の鏡は湯煙で曇っていて良く見えなかったが、
気にせずタオルをぬらしてもくもくと作業に取り掛かった。

「だーれだ!」
急に小さな手のひらがおれの目を覆った。
そして驚いているおれの背中にのしかかるように覆いかぶさり再度おれに呼びかけた。
「だーれだ!」
おれは答えようにも答えられずその答えを考えているうちに開放された。
「ねえ、おにいさん名前は?いつまでいるの?年いくつ?」
おれの背中に乗ったまま耳元で次から次へと質問を浴びせる。
少年の固くて針のある胸襟とおそらく割れているであろう腹筋、
それに硬くなった例のものの感触を腰の辺りに漢字ながら、おれはしばらく黙っていた。
そして背中に乗っている少年とは別の少年がおれの手からタオルを取り上げ、
「おれが洗ってあげるよ」
とさわやかに微笑み、おれの正面にしゃがんだ。
「おれけんた」
「おれゆうた。」
「おれ5年生」
「おれも5年生」
そうさっき玄関先で見かけたときになんとなく予想はしていたのだが、この二人は双子である。
しばらくあっけにとられていたおれだが正面の少年が発した言葉でわれに帰った。
「でっけえ、さわっていい?」
言葉よりはやく少年はおれのものをすでに握っていた。
「おれもおれも」
と背中に乗っていたもう一人の少年ももがきながら手を伸ばしている。
おれはあわてて自分の手で隠したが、もうこの際どうでも良かった。
それよりこの二人の人懐っこさと歓迎振りが嬉しくてたまらなかった。

それにしてもこの二人の筋肉質な体はとても小学5年生には見えない。おれは率直に尋ねた。
「筋トレとかしてんの?」
「おう、毎日やってるよ。みせてあげる。」
といって二人ははだかのままおれのとなりで腕立てを始めた。そして腹筋。
ひざをたてて手を頭の後ろにくんですごい勢いで始めた。
てゆうか、おれはどちらかというとびんびんにたっている二人のあれのほうが気になってしょうがなかった。
「どう?すごいでしょう。」
「お、おう、どれどれ。」
おれは少年たちの腹筋に手を当てた。ふたりはふっと息を止めて腹筋に力を入れて見せた。
「まあまあかな。」
おれは内心かなり感心していたが、あえてそう言い放った。
そして力を抜く少年たちの腹筋のほぼ中央を効果音付きで殴った。
「どーん!」
「いってえー」
とびあがって上体を起こそうとする少年の一人にまたがり、
おれはゆっくりと少年の太ももあたりに腰を下ろした。
「えーっと、ゆうただっけ。」
「ちがうよ、おれけんた!」
「よしけんた!腹に力を入れてー、おりゃ!」
ドコドコドコ!
けんたの体はぬれていたのでむしろピチャピチャという音を発しながら、
それでも分厚い腹筋と内臓がようしゃなくたたかれ続けている。
「もっとやれやれ」
いつのまにかゆうたが仰向けになって殴られているけんたの両腕を押さえ、おれの味方に回っている。
「うおおおおおおおお!いたくねええええええ!」
けんたが叫んだ。おれはいったん手を休め、けんたの様子を伺った。
「どうだ。きいただだろう?」
「もっとやってもっとやって!」
それは意外な返答だった。おれはゆっくりけんたの腹に手を当てて、確認するように指で腹部を押した。
するとけんたは再び腹筋に力を入れてみせた。おれはけんたの両腕を押さえているゆうたの表情も伺った。
「ぜんぜんOK!こんなんいつもやってるし。」
おれはこの意味を深く考えずにとにかく始めた。
「じゃあ30-発!」
ボコボコボコ・・・・・・。
「ははははは、けんたがんばれ!」
「うおおおお!ぜんぜん平気だぜ!」

打ち終わったおれは、けんたの上から降りた。
右手で自分の腹をさすりながらけんたが上体をゆっくり起こしている。
その横でゆうたが見せて見せてとけんたの手をよけて腹の様子を観察した。
そして次の瞬間さらに驚くべきことがおこった。
「ねえねえおれもやってよ!」
「ゆうたは無理。」
「無理じゃない!」
ボコ!
「じゃあおれがやったる!」
と今度はけんたがゆうたを押し倒して馬乗りになった。そしてすかさずけんたはこぶしを振り下ろした。
「おまえのなんかぜんぜんきかねえよ。」
ゆうたはおれのほうをチラッと見た。
「しゃあないなあ!おれの出番か。」
おれはけんたをどかせるとゆうたの上に乗った。そして左手でゆうたのびんちんを握った。
「あん!」
なんともセクシーな声が風呂中に響いた。
すぐ隣で見ていたけんたが大笑いして、ゆうたのびんちんをしごき始めた。
ゆうたは上体を起こしけんたが自分のもので遊んでいる様子をじっと見ていた。
「はいはいゆうた、そのままの姿勢で動くなよ。」
おれはゆうたに声を掛け左手をゆうたの首の後ろに回してゆうたの体を自分のほうに引き寄せた。
そして次の瞬間、おれのこぶしがゆうたの腹筋にめり込むのであった。
「ぐうっ!」
ゆうたは小さく声を発したが、何もすることができない。
ゆうたの腹の感触は、けんたのものとは違い、だいぶやわらかい。
姿勢のせいもあるのだが、ゆうたはどちらかというと腹筋に力を入れることはしない。たぶんわざとである。
二人とも毎日鍛えているだけあって相当のいい肉がついているが、
性格的なものなのか双子といえども大きな違いがあるようである。
それだけにゆうたの腹を殴るときは自然とこぶしがめり込む感触がある。
おれは2発目、3発目をやや力をこめて放った。
「ぐう、ぐう」
表情は良く見えないが、なにしろおれにはかなりの手ごたえがあった。
となりでゆうたのものを握って遊んでいたけんたは、
今度はゆうたの後ろに回ってゆうたの両腕を羽交い絞めにし、胸をそらせた。
おれはゆうたを引き寄せていた左手をほどくと、両方のこぶしで一発、ゆうたの腹をストレートで打撃した。
「いっ!」
声を上げたのはむしろゆうたの後ろにいたけんたのほうであった。おれも後々の体験でわかるのだが、
ゆうたの後ろにいると、ゆうたがダメージを受けると結構な衝撃が後ろにも伝わるのである。
なぜならちからをいれないゆうたが腹を殴られると、
その衝撃が、というか、ゆうたの背骨が後ろにいる人の腹にもろに刺さるのである。
そして両腕のあいたおれは、なおもゆうたのやわらかい腹筋を堪能するのであった。
どーん、どーん、どーん・・・・・・。
ゆうたはヒットするたびにそのかわいい顔に白い歯を見せてにこにこと笑うのであった。
まるで痛みなど感じていないかのように・・・・・・。
おれは最後の一発をやや突き上げ気味にゆうたの鳩尾付近を狙った。
「うはあ!」
リアクションも楽しいやつである。ふうふう言いながら二人はつばを飲み込んだ。

おれはおもむろに立ち上がり近くのシャワーをさっと浴びて何も言わずに湯船につかった。
野球少年二人は、一連のおれの動作をじっと見ていた。
「ふう、つかれたー」
とちょっと大きめの声でおれがいった次の瞬間、
彼らはあまりにも無邪気な子どもらしさを発揮するのであった。
「おにいさん、ぼくがおもみします。」
「おお、かたこってますねええ。」
湯船に飛び込んできた少年たちは必要におれの体をもみまくるのであった。
そしてさりげなくおれの腹を殴り、えへへと笑いながらおれの反応をうかがった。
「サウナにでもはいろうかなあー。」
おれはつぶやいた。というより挑発した。
「おっしゃあ!さ、さこちらでございます。」
けんたがおれの手を強引に引っ張りサウナに押し込んだ。
「ティーロン、ティーロン!」
映画「ジョーズ」のBGMを口ずさむ二人。嬉しそうである。
手際よくおれを仰向けにし、まずはけんたが行動を開始した。
そしてけんたのかかとおとしがおれの腹を直撃した直後ゆうたもすかさずエルボーで攻撃を開始。
けんたとゆうたは終始笑いっぱなしで、たまにおれが反撃するとなお喜んでくらいついてくる。
まるで子犬のようにじゃれている感じである。
サウナの中は暑い。野球少年たちはまもなく体力を使い果たし、ぐでーんとおれに寄りかかるのであった。
またそれがなんともいえずかわいらしい。
「じゃあ、露天にはいってでるか。」
「ええーもうでるの?」
「もっとあそんでよー」
「ねえねえお部屋どこ?」
常識的にしかも冷静に考えれば、旅館の従業員の子どもが
お客の部屋に遊びに来るなどといったことはありえないことである。
だがこの悪ガキどもにはその常識は通用しないようであった。実際に私が滞在した3週間の間、
ほぼ毎日部屋に遊びに着たり、風呂やカラオケ、卓球など旅館にいる間中おれにくっついていた。

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